2025/06/12

文教委員会 議案⑥「美術館の絵画の購入」

 

行政側説明

  • 府中市美術館での展示作品として、岸田劉生「静物(土瓶とシュスの布と林檎五個)」を購入。

  • 契約方法:随意契約

  • 契約金額:1億1,000万円

  • 納期:令和7年8月31日

  • 財源:一般会計(教育費・社会教育費)

  • 岸田劉生(明治24年生~昭和4年没)は近代日本洋画の重要作家。本作品は静物画の代表的な一点で、美術史的価値が高い。

  • 美術品収集選定委員会にて高評価を得ており、価格も妥当。

議員の主な発言・質疑

  • 前川委員:選定委員会の意見を確認 → 「劉生の代表作であり、公立美術館の収蔵にふさわしい」との評価。府中市所蔵作品を活かして展覧会開催も期待。

  • えもと委員:需要・評価・貸出実績を質問 → 「『麗子像』の前駆作品として重要。松濤美術館などでの貸出実績あり」との答弁。

  • 西の委員:購入手順・委員会開催頻度・基金について質問 → 「選定委員会は年1~2回。学芸員の調査後に委員会・関係課を経て議会へ。基金を活用し、直近3年で77点・約9,600万円を購入」との答弁。

  • 杉村委員:市にとっての価値を質問 → 「即来館者倍増はないが、市の文化的格を高める。高橋由一作品購入と同様、市の代表作として市民に親しまれる」との答弁。

採決

  • 全会一致で可決。

文教委員会 議案⑤「本町保育所移転 施工契約」

 

行政側の答弁

  • 契約変更内容

    • 契約期間を令和8年2月→10月16日まで延長

    • 支出科目を年度・会計上変更

  • 理由

    • 歩行者安全対策(横断防止柵設置など)を追加

    • 東京電力との電柱移設調整に時間を要したため

  • 影響と対応

    • 送迎への大きな影響はないが、年度途中移転で児童に環境変化が生じるため丁寧な保育を行う

    • 保護者・住民には情報を丁寧に説明し、理解を得る努力をする

    • 工事騒音等は事前説明・時間帯配慮で対応

    • 職員は新園舎竣工後に動線確認を行い、事故防止に配慮

  • 契約方式(デザインビルド方式)

    • メリット:ノウハウ活用、コスト縮減、効率化

    • デメリット:工期遅延など調整の難しさ

    • 今後は要求水準書の精緻化や庁内連携で改善する

    • 保護者・児童・住民への影響が最小限になるよう、事業者と丁寧に協議


各議員の発言

  • えもと議員

    • 安全配慮は評価する
    • 保護者・住民・子ども・職員への丁寧な説明と配慮を要望
  • 西の議員

    • 年度途中の移転で職員への影響や事故防止策を質問

  • 前川議員

    • デザインビルド方式のメリットは理解するが、一括契約には懸念

    • 公共事業でのデメリット(工期遅延等)を指摘

    • 将来のトラブル時にどう対応するか懸念

    → 行政は要求水準書の改善や庁内連携強化で対応すると説明
    • 公共事業で民間活力を使う場合、市も法務体制を強化すべきと意見表明

結果

  • 採決:全会一致で可決

文教委員会 議案④「市民球場の人工芝化 契約」

 

行政側の説明

  • 契約内容

    • 落札業者:山一・細野建設共同企業体(落札額7億4,745万円、落札率92%)

    • 工期:契約確定翌日~令和8年1月30日

    • 支出科目:教育費・社会体育費

  • 工事内容

    • グラウンド:人工芝化、クレイ舗装、排水管改修、ダッグアウト補修

    • 屋内練習場:人工芝化、外壁・防球ネット新設、LED照明設置 等

    • 安全対策:仮囲いや交通誘導員配置

  • 熱中症対策

    • 捲縮加工人工芝を採用(表面温度を従来より約-5℃、50℃前後に抑制)

    • 散水設備も併用して温度低下を図る

  • マイクロプラスチック対策

    • 耐久性の高い芝を使用、充填材流出を抑制

    • 排水設備に専用フィルター設置(仕様はガイドライン準拠)

  • 維持管理費

    • 天然芝:年間2,200万円 → 人工芝:年間1,600万円(管理委託費)

    • ゴムチップは大規模メンテ時に補充(5年程度ごと)、年間量は未把握

  • 利用日数増加

    • 冬季養生70日間が使用可能に(+700時間程度)

    • 雨天後も早期利用再開が可能

  • 選定理由

    • 利用者から要望(野球連盟からも正式要望書)

    • メリット:利用日数増加、水はけ改善、均一なグラウンドでけが防止

    • 技術評価点は「同種工事実績」「市内業者の多さ」で高得点


西の議員

  • 人工芝の表面温度低減効果(-5℃)を具体的に確認

    • 暑さ指数WBGTへの影響値は不明との答弁

  • ゴムチップ補充量の把握状況を追及 

    • 行政は「数値未把握」

  • マイクロプラスチックフィルターの網目サイズを質問 

    • ガイドライン仕様に準拠しているが、数値は未回答


前川議員

  • 選定の留意点

    • 行政は「マイクロプラ対策、暑さ対策、幅広い利用者(学童~中学生)ヒアリング」と答弁

  • 「冬季や雨天後の利用可能化はプレーヤーにとって喜ばしい」「けが防止・プレー環境改善もメリット」と評価