2025/02/26

厚生委員会 陳情「核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加を日本政府に求める意見書提出」

 

  • 陳情内容

    • 2024年ノーベル平和賞受賞を機に核廃絶の機運が高まっている。

    • ロシアによる核威嚇など、核兵器の脅威が深刻化。

    • 核兵器禁止条約は94か国が署名、73か国が批准済み。

    • 被爆国・日本が会議にオブザーバー参加し、非保有国との意思疎通・橋渡しを行う責務がある。

    • 「平和首長会議」でも日本政府にオブザーバー参加と核廃絶へのリーダーシップ発揮を要請済み。

  • 質疑応答

    • 平和首長会議は首相に対し、オブザーバー参加・署名批准・外交努力を要請した。

    • 多摩地域ネットワーク事業で、高校生・大学生26名(府中市からは1名)が広島で平和学習に参加予定。

  • 各議員の意見

    • 柄澤議員:強く賛成。唯一の被爆国として政府の不参加姿勢は世論と矛盾。

    • 渡辺議員:賛成。府中市議会からも意見書提出を求めるべき。

    • 坂本議員:賛成。政府には引き続きオブザーバー参加を求めていく。

    • 松村議員:反対。厳しい安全保障環境下で核抑止は必要、現段階での参加は慎重にすべき。

  • 採決結果

    • 賛成多数で採択

    • 府中市議会から日本政府へ「第3回締約国会議にオブザーバー参加を求める意見書」を提出することとなった。

厚生委員会 議案⑨「R7年度 介護保険 予算」

 

  • 予算総額
    歳入・歳出ともに 198億9,620万9千円 (前年度比+2.7%)

  • 歳入の主な内容

    • 介護保険料(第1号被保険者):現年度分特別徴収100%、普通徴収92%見込み。

    • 国庫・都支出金:介護給付費負担金、調整交付金、地域支援事業交付金、認知症支援等。

    • 支払基金交付金:第2号被保険者分(介護給付費27%等)。

    • 一般会計繰入金:市負担分(給付費12.5%、地域支援事業12.5〜19.25%)。

    • 財産収入・雑収入:利子収入増、介護報酬返還金等。

  • 歳出の主な内容

    • 総務費:職員人件費(22名+任用職員15名)、システム利用料、認定審査会運営、要介護認定調査費。

    • 保険給付費:

      • 居宅・地域密着・施設介護サービス給付

      • 福祉用具購入・住宅改修・ケアプラン作成

      • 要支援者への介護予防サービス

      • 高額介護サービス費・医療合算介護費

      • 特定入所者(低所得者)負担軽減

      • 国保連合会への審査支払手数料

    • 地域支援事業:

      • 介護予防・生活支援サービス(訪問・通所・短期集中予防等)

      • ケアマネジメント、介護予防講座やフレイル予防、専門職派遣

      • 地域包括支援センター運営(11か所)、認知症支援、在宅医療・介護連携、認知症カフェ支援など

    • 基金積立金、公債費(借入金利子)、還付金、予備費。

  • 委員会での質疑・答弁

    1. 介護保険料:第9期計画に基づき月額基準額は5,995円で据え置き(令和6〜8年度共通)。高齢者人口増に伴い総額は増。

    2. 介護予防事業:地域包括支援センターの担当地区が変更。会場は一部入替あるが、全体で5か所増加予定。

    3. 介護事業所の経営状況:連絡会やアンケートで把握。物価高騰対策やケアマネ研修支援などを実施。アンケート結果は公表予定なし。

  • 審議結果
    全会一致で 可決

厚生委員会 議案⑧「R7年度 後期高齢者医療 予算」

 

■ 歳入

  • 予算規模:69億3,978万円(前年度比+2億7,546万7,000円、4.1%増)

  • 主な内訳

    • 保険料収入(特別徴収・普通徴収):前年度比増

    • 一般会計繰入金:療養給付費、市負担分、低所得者軽減対策、事務費、健康診査費用など

    • 延滞金・還付金・預金利子・受託事業収入(健康診査・葬祭費)等


■ 歳出

  • 予算規模:歳入と同額 69億3,978万円(前年度比+4.1%)

  • 主な内訳

    • 総務費:職員9名分の人件費、システム利用料、事務費等

    • 保険給付費:葬祭費(2,000件分見込み)

    • 広域連合納付金:療養給付費、徴収保険料、軽減対策費等(市負担分12分の1)

    • 保健事業費:健康診査(2万2,000人見込み)、糖尿病性腎症重症化予防などの保健指導

    • 還付金・予備費


■ 保険料の動向

  • 原則2年ごと見直し。令和7年度は通常改定なし。

  • ただし、令和6年度限りの「激変緩和措置」が終了するため

    • 平均で約2%保険料増

    • 所得58万円以下の方は所得割率が 8.78% → 9.67% へ

    • 賦課限度額:73万円 → 一律80万円に統一

    • 影響:被保険者の約11%


■ 委員会での質疑・意見

  • 柄澤議員:激変緩和措置終了で保険料上昇 → 反対表明

  • 松村議員:生活習慣病対策の保健指導、広域連合納付金の増加傾向に質疑

     → 制度持続に向け賛成

  • 渡辺議員:マイナ保険証の登録率61.2%、利用率27.6%、解除件数は減少傾向 → 賛成


■ 採決

  • 賛成多数で可決

厚生委員会 議案⑦「R7年度 国保 予算」

 

1. 予算規模

  • 歳入歳出合計:235億4,718万6千円
    (前年度比 ▲7億2,899万5千円、▲3.0%)


2. 歳入の特徴

  • 国民健康保険税:医療給付費分・後期高齢者支援金分などが前年度比▲3.6%。収入率は94%見込み。

  • 退職被保険者分:対象者減により減額。

  • 国・都補助金:マイナンバーカード保険証利用周知経費、災害特例補助金等。

  • 一般会計繰入金:低所得者軽減(国・都・市で負担)、未就学児均等割軽減、産前産後軽減、出産育児一時金等への繰入れを継続。

  • 歳入全体:医療給付費推計値の減少に伴い、都への交付金が減ったことが主因。


3. 歳出の特徴

  • 総務費:職員・システム経費、納税通知発送費、キャッシュレス決済対応費など。

  • 保険給付費

    • 一般被保険者療養給付:約80万件

    • 高額療養費:約3.1万件

    • 出産育児一時金:約140件

    • 葬祭費:約290件

    • 傷病手当金:コロナ感染等で支給

  • 東京都への納付金:医療給付費分・後期高齢者支援金分・介護納付金分を市が負担。

  • 保健事業費:特定健診・特定保健指導、糖尿病性腎症重症化予防、ジェネリック通知など。受診率低下により予算は減額。

  • その他:年度当初の一時借入金利子、予備費等を計上。


4. 議論・質疑のポイント

  • 保険料改定:付加限度額のみ+2万円改定、その他大きな変更なし。

  • 東京都への納付金減額(約5億円減):1人当たり医療費の推計値が下がったため。ただし実績値は増加傾向。

  • 未就学児軽減の拡大(18歳まで):対象2,733人、約3,200万円の財政負担 → 市単独負担になるため困難。

  • 高額療養費の上限引上げ(2025年8月~):国の推計を反映し、市の納付金算定額が若干減額。

  • 保険料減免の検討:多摩26市では前年度に税率引下げ例なし。特別区では1人当たり約3,700円引下げの動きあり。

  • 赤字解消計画:府中市は令和24年度までの解消を目標。国の「加速化プラン」では遅くとも令和17年度までの解消を要請。ただし強制力はなく「技術的助言」レベル。

  • 収納率向上策:納税相談強化・財産調査・差押え・不納欠損処理を継続実施。収納率は年々改善傾向。

  • 特定健診:40~74歳対象。コロナで受診率低下後、回復途上。PRには広報・HP・FC東京との共同啓発事業などを活用。


5. 委員の主な意見

  • 物価高騰下で、18歳までの均等割減免など市独自の負担軽減策を検討すべき(柄澤議員)

  • 赤字解消よりも「市民の健康増進・予防医学」に重点を置くべき(山本議員)

  • 特定健診の周知強化を求める声(渡辺議員)


厚生委員会 議案⑥「R6年度 介護保険は3億6,800万円増の補正」

 

  • 補正内容

    • 歳入歳出ともに 3億6,800万円増額

    • 総額は 206億4,632万9,000円(補正前比 +1.8%)。

  • 歳入の主な増額要因

    • 一般会計繰入金:+700万円(執行見込み調整)。

    • 介護給付費等準備基金繰入金:+3億6,100万円(給付費増による補填)。

  • 歳出の主な増額要因

    • 一般管理費:+700万円(執行見込み調整)。

    • 介護サービス給付費:+3億2,000万円(居宅・施設介護サービス利用増)。

    • 介護予防サービス給付費:+4,100万円(要支援者のサービス利用増)。

  • 質疑応答のポイント

    • 給付費増の理由

      • 特定施設入居者生活介護など居宅サービスの利用増。

      • コロナ収束により施設利用が回復。

    • 基金の状況

      • 残高推移:R4年度15.6億円 → R5年度16.4億円 → R6年度見込み14.1億円。

      • 第9期計画(R6〜R8)で 12.68億円取崩予定

      • R6年度補正後の繰入額は6.33億円。

      • 決算後、不足分は国・都・市・支払基金から精算予定。

  • 結論

    • 議会は 全会一致で可決

厚生委員会 議案⑤「R6年度 後期高齢者医療は1.2億円増の補正」

 

補正の内容

  • 歳入

    • 特別徴収・普通徴収保険料:賦課実績の決算見込みに合わせ増額

    • 一般会計繰入金:決算見込みに合わせ増減(療養給付費等は増額、事務費等は減額)

    • 繰越金:前年度からの繰越金に合わせ増額

    • 受託事業収入:執行見込みにより減額

    • 雑入:健康診査の受診率やジェネリック医薬品使用率に応じた交付金、葬祭費精算確定分などで増額

  • 歳出

    • 一般管理費(人件費等):決算見込みにより減額

    • 東京都後期高齢者医療広域連合への納付金:決算見込みに基づき増額

    • 健康診査費:実績に合わせ減額

    • 他会計繰出金:受託事業収入の精算返還金対応で増額

    • 予備費:財源更正


規模

  • 補正額:歳入・歳出とも 1億1,852万9,000円の増額

  • 補正後総額:67億8,284万2,000円(補正前比 +1.8%)


議会での扱い

  • 質疑・意見なし

  • 全会一致で可決

厚生委員会 議案④「R6年度 国保は0.1%減の補正」

 1. 補正の概要

  • 東京都からの確定通知や執行見込みに基づき補正

  • 歳入歳出ともに 1,512万2,000円を減額

  • 総額は 242億6,105万9,000円(前年度比0.1%減)


2. 質疑応答

渡辺議員が「高額療養費の支給件数・金額」について質問。

過去5年間の件数は約3.2~3.4万件。
金額は約18~19億円規模で推移。
令和6年度は入院費増、高額薬剤、診療報酬改定により増額補正。
渡辺委員は「高額療養費制度の重要性を再認識」と発言。

3. 採決

異議なく 可決

厚生委員会 議案③「介護保険条例の一部改正」

 条例改正の内容

  • 背景:介護保険法施行規則の一部改正を受けた対応。

  • 改正点

    1. 職員配置の柔軟化

      • 地域包括支援センターに必須とされる「保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員」について、常勤換算で配置可能とする。

    2. 複数センターでの合算配置

      • 協議会が必要と認める場合、複数区域の高齢者人口を合算して配置基準を満たすことを認める。

      • ただし各センターには最低2職種の常勤職員を配置する必要あり。

    3. その他:条文整理。

  • 施行日:令和7年4月1日。


質疑・意見

  • 柄澤議員

    • 現在の職員体制と課題は?

市内11センターすべてで3職種を常勤配置済み、1センター平均10.3人職員。 
    • 改正による改善効果は?
現状では改正による即効性はないが、将来的な人員確保難に備え、柔軟な配置が可能になる。

    •  基準未達の場合の影響やペナルティは?

基準未達はサービス提供に大きな影響があるが、ペナルティ明記はなし。

    •  有資格者確保に市はどう取り組んでいるか?

有資格者確保は運営法人が対応、市も必要に応じて協力している。

    • 現状は基準を満たしている。改正は「基準緩和」であり、人手不足の根本解決には処遇改善や国による財政負担拡大が必要。市独自の支援も本筋。→ 反対 

  • 松村議員
    • 利用者が安心できる環境づくりに必要。人材確保の一助になる。→ 賛成

◆採決

  • 賛成多数で 可決

厚生委員会 議案②「マイナンバー法改正に合わせた条例引用条項の整理」

 改正理由

  • 「デジタル社会形成基本法等の一部改正」に伴い、

    マイナンバー法(行政手続における番号利用法)が改正。

  • これにより市税条例内の引用条項に移動が生じたため、引用条項を整理。

主な改正内容

  • 法人市民税の申告規定(第37条の2)

  • 固定資産税の補正方法の申出規定(第60条の2)

  • 軽自動車税種別割の減免申請(第81条)

  • 特別土地保有税の減免申請(第124条の3)

  • 入湯税の特別徴収義務者の申告(第132条)

  • 付則で施行期日を規定。

質疑応答

  • 柄澤議員:デジタル社会形成基本法の内容、市民への影響を質問。

  • 行政答弁:同法は行政の効率化・国民利便性向上のための一括改正。今回の条例改正は引用条項の修正にすぎず、市民や法人の手続には影響なし。

結果

  • 異議なく可決。

厚生委員会 議案①「協働しよう。そうしよう。条例制定」

 条例の概要

  • 通称名:「協働しよう。そうしよう。」条例。市民投票で決定。
  • 施行日:令和7年3月23日(市制70周年フィナーレ・桜まつりでPR)。

  • 背景:平成26年に基本方針策定、市民協働都市を宣言。今年度は市制70周年・宣言10周年で条例化の好機と判断。
  • 基本原則:目的共有、対等、自主性尊重、評価、情報公開など6つ。

  • 市民の役割:理解を深め、自発的にまちづくりに参画。

  • 市の責務:必要な施策の実施、中間支援組織・協働コーディネーター育成、計画策定。

質疑・意見の主なポイント

  • 渡辺議員

    • 参考にした自治体は?→大田区(構成)、中標津町(通称条例の事例)。

    • 近隣26市での同様条例は?→狛江市のみ。

  • 坂本議員

    • 合言葉の決定時期と周知方法は?

      →昨年11月公募。施行日イベントや広報で周知予定。

  • 柄澤議員

    • 課題:市民活動の認知度が低い。条例化で身近に感じてもらう狙い。

    • 支援:プラッツによる相談・会議室・講座・助成(エール事業等)。

    • 協議会の意見:理念型条例に、周知を強化、市民活動を後押しする仕組みに。

    • 条例第6条2の実効性は?→総合計画等で市民協働を位置づけ実施。

  • 山本議員

    • 「対等の原則」「自主性」「評価」の具体化は?

      →義務ではなく理念的指針。協働事業の評価は審議会で10年以上実施。

  • 松村議員

    • 市が目指すところは?→市民協働を身近にし、認知度を高める契機に。

    • 地域課題の解決例:コミュニティガーデン、障害理解促進、フレイル予防、高校生の選挙啓発、清掃活動など。

    • 市民認知度は世論調査で31.5%と低い。PRで改善を目指す。

    • 市部局連携:職員研修で全職員がコーディネーター役割を担える体制。

    • 周知:イベント、広報、プラッツを通じて強化。

  • 異議なく可決